睡眠薬の服用方法、併用の注意点とは

口元に両手を添えて何か伝えようとする女性

効果や副作用はもちろん、依存性などにも服用方法は大きく関係してきます。
また薬の併用も、さまざまなことに影響を及ぼす可能性があるので、知っておく必要があるでしょう

安全に不眠症の治療をおこなうためにも、服用方法や併用の注意点について紹介します。

睡眠薬の服用方法と安全性を高める工夫

基本的に睡眠薬は、1日1錠を寝る前に水かぬるま湯で服用してください。
なかには食事の影響が出やすい種類の睡眠薬もあるため、その点は確認したうえで服用しましょう。

また睡眠薬がもつ作用時間によって、効き始めるまでの時間は異なるので逆算して服用する必要があります。

超短時間作用型なら30分~1時間、長時間作用型なら3~5時間が経ってから効果があらわれ始めるという大きな差があるため注意しましょう。

このとき最少用量からスタートし、1錠で作用が強い場合は半分に割るなどの工夫も大切です。

薬を併用する上での注意点とは

睡眠薬と他の薬との併用の注意点とは
他の睡眠薬はもちろん、同様の催眠作用がある抗うつ剤や抗不安薬・パーキンソン病の治療薬のほか筋弛緩剤は、副作用が増強される可能性が高いので併用はやめましょう。

抗ヒスタミン剤、催眠作用をもつ成分が配合されている解熱剤や鎮痛薬なども眠気を引き起こしたり副作用に影響するかもしれないので避けてください。

これらのような併用禁止薬を除くことと同時に、過去に有効成分でアレルギー症状を引き起こしたことがないか確認しましょう。

エスゾピクロンを服用する場合でも、ゾピクロンで過敏症を起こしたことがあれば服用を止めてください。

持病などへの影響についても理解する

心臓や肝臓・腎臓に障害がある場合は、睡眠薬の服用によって重度の副作用を引き起こす危険性があります。

また重症筋無力症・肺気腫、気管支炎喘息及び脳血管障害の急性期の場合は、症状悪化につながり呼吸機能を著しく低下させる可能性があるため、絶対に服用しないでください。

ほかにも緑内障や前立腺肥大症で排尿障害を発症している場合、症状悪化の可能性があるなど事前に確認して自身が当てはまらないことが分かった上で、睡眠薬を服用しましょう。

こうした危険な状況のなかでは、睡眠薬の不眠に対する効果は半減しやすく、ただ持病を悪化させてしまうことになりかねません。

睡眠薬による持病への影響を理解し、正しい服用方法で更に安全性が高まるといえます。